「今年度共通テストに対する当塾の見解」と、「今後の指導に変化はあるか」の主に2点を、
先日、1つの新聞社様と、1つのTVメディアの方からご質問をいただきました。
いつものように、「もともと当塾は特定のテスト対策ではなく、4技能を組み合わせた実力養成を主として指導している。当塾の指導方針は変わらない」と面白味の無い意見を伝え、さらに「当塾の見解を使うのであれば、匿名にして欲しい。」と毎回伝えているため、せっかくお問い合わせいただいてもあまりよいネタにならないのではないかと感じています。
今回の共通テスト英語の難易度が上がったことを不安に感じている保護者様からも、複数ご質問を受けましたので、個人的に感じたことを含め記載させていただきます。
<今回の共通テスト英語の難易度アップについての見解>
・大学進学のための英語力に達している学生と、そうでない学生を明確に分けるテストになった。
大学入学の英語における最低ラインがクリアできていなければ簡単に点数が取れないテストになった。今までのようにレベル別の問題が易~難と順番に並んでいるのではなく、TOEFLのように大学で授業を受けるための一定の英語力が無ければ点数が取りにくい、上位層と下位層がはっきり分かれるテストになった。「大学に行く準備が出来ている学生と、そうでない学生をはっきりと分けたい」といった意図が見られるようなテストになった。
・リスニングが付け焼刃では対応できなくなった。
今までのように、年末から過去問を解き、ちょこっと練習するだけで40点ほど取れてしまうようなテストから、①日々、英語音声を通学や通塾の移動の間にひたすら聞く、②リエイゾンなどの音のつながりの知識を学習する、③自発的にディクテーションやシャドーイングなどを行い、リーディングと同程度の時間をかけ、じっくり学習しなければ高得点が取れないテストになった。
・知っている知識から、使える知識にまで持っていく練習が必要になった。
覚えた知識を、スピーキングやライティングで使って体で習得する必要がある。特にリスニングの1回聞き取りは、頭で一度考えてから理解しようとすると遅い。体に英語が染みついていないと反応できないものになった。机にかじりついて黙って勉強しているだけでは、点数が取りづらい実用的な英語になった。
個人的には今回の変化をポジティブにとらえています。
生徒さんが大学生、社会人になって必ず受けるであろうTOEICでは、リーディングとリスニングが半々ですから、受験者は否が応でもリスニングに相当な時間をかけ練習しなければならなくなります。しかし、それによって学習者のリスニング力が大幅にアップし、受験者全体の英語力の向上に役立っていることは確かです。
共通テストの難易度が上がれば、受験者もそれ相応の覚悟を持って大学入試に臨む必要があります。
「変化に対応できる力をつける!」
実力がある生徒さんであれば、今回の変化にきちんと対応できたはずです。
様々な変化に対応できるよう、日ごろから実力をつける勉強をすべきだと考えています。
当塾に通う全ての生徒さんが、彼らの人生において今後も起こるであろう様々な変化に機敏に対応できるよう、英語という最強の武器を確実に身につけられるよう全力で指導させていただきます。
<保護者様へ>
入試を取り巻く変化のスピードが年々早くなり、生徒さんの努力だけでは対応が難しくなっています。保護者様の間でも、かなり前から準備されている方と、直前でご相談に来られる方の生徒さんの受験結果は毎年大きく差が開いていることも事実です。
子供たちだけの競争ではなくなってきていると感じています。
当塾における受講の面でも、保護者様がこちらの割引制度を非常にうまく活用し生徒さんに多くの講座を受けさせている方と、ほとんど生徒さんにお任せの保護者様の間で、年間数万円の差(受講料の年間お支払い上限を設けております。)で、50~100講座ほど受講数の差が出ます。生徒さんにやる気があり、保護者様もこちらの受講に積極的であれば十分満足していただける受講システムになっています。
こちらの受講システムは、保護者様に負担が大きくかからない金額で、やる気のある生徒さんには多くの受講をしてもらえるような制度になっています。
出来るだけ多くの生徒さんに最大限こちらの塾を利用してもらえるよう、今後HPやお渡しする資料を改善していく予定ですが、世の中の変化のスピードに合わせ随時対応しているため、こちらの資料も説明が足りず完全ではないものがございます。
「やる気のある生徒さんには、リーズナブルな受講料で全力で指導させていただく」ことが当塾の方針でございます。
「検討をしているが、システムがよくわからない」という方がおりましたら遠慮なくご相談ください。