昨今の音読ブームで音読を学習に取り入れる生徒さんの数は増えておりますが、体験授業に来られる生徒さん、保護者様からのお話を聞いているとあまり上手くいっていないようです。お話の内容をまとめると、
1、恥ずかしさがあり、声に出して読もうとしない。(年頃の生徒さんにとても多いです。発音に自信がないことも一つの原因です。教室では周りの声に紛れますので恥ずかしさは無くなります。)
2、CDを聞きながらやっているが、結局発音やアクセントが我流になってしまう。(教室でもCDの通りに発音しない生徒さんはしばしば見受けられ、変な癖がつく前に早いうちに正します。思い込みで発音しているようです。)
3、家庭で音読できる場所がない。(ご家庭での騒音にならないよう、ご家族で音読チェックをするなど工夫してみてください。)
4、年頃で両親からの指導を受けようとしない。(保護者様からのダントツで多いご相談です。勿論こちらも十分承知しております。そのための塾です。)
学校や家庭で何度も何度も「音読しなさい」、「音読しなさい」と言われ続け、生徒たちは頭では「音読が大切だ」と分かっています。
しかし実行に移せるかどうかは別問題です。
塾の緊張感や毎回の単語チェック等、きっかけやそのモチベーションを支える環境がなければ継続は困難です。
本とCD、部屋を与えたところで彼らが動かないことは経験からこちらも十分承知しております。
継続的に音読指導を行う熱意を持った講師(本当にタフな仕事だと思っています。完全に体力勝負です。)、やる気を持った周りの生徒達との音読環境が彼らのモチベーションを支えます。
その延長に家庭学習があります。