A、センシティブな問題ですが、きちんとお答えします。
長文になりますが、ご一読いただければ幸いです。
以下、当塾の考え方です。
「○○塾、○○予備校に学校名を伝えたら、入塾を断られた。」
よく聞く話です。
「御三家以外お断り!」、「超一流大学を目指す生徒さんのみ募集!」など様々な方針の塾や予備校があります。
「講座を細かくレベル分けする必要が無い」、「講師の工面がしやすい」、などの経営面での利点もあり、それぞれの塾や予備校が熾烈な競争を生き残るための工夫だと考えています。
また、他塾や他予備校と差別化がはっきりしており、保護者様にとっても塾を決める際の基準となりますので、学校名で入塾者を決めることは個人的には悪いことだとは思いません。
話は変わりますが、以前、社会人向けの通訳養成学校に通っていた時期に非常に驚いたことがあります。
夜は塾講師の駆け出しとしてスタートしたばかりで、昼間にその養成学校に通っていました。
昼間の時間帯でしたので、主婦の方が多く通われていました。
自己紹介を英語で行う練習の中で、各自の学歴や経歴が何となく見えてきます。
短大を卒業し事務職として働いていたが、結婚を機に退職し主婦をされていた方や、某超一流大学を卒業し一旦就職したが退職し、本格的に通訳を目指している方など様々でした。
基礎からきちんと学習するため、皆同じレベルのクラスからスタートしましたが、時間が経つにつれ学習の進捗に差が出始めました。
やはり、学歴が高く英語経験も豊富にある方は覚えが早く、大学を卒業されていない方や英語経験が豊富ではない方は学習単元の習得に時間がかかっている様子でした。
「準1級は通過点!英検1級を目指そう!」
という方針の学校だったため、人によっては「英検1級は私には無理かもしれない。」、「子供がまだ小さく時間的な余裕がないので、準1級までにしておきます。」など最終的なゴールは各自様々でした。
しかし、”結果的に、「学歴」、「職務経歴」、「現在の生活環境」にかかわらず全員が英検準1級までは合格出来ていた” ことは、今考えてみると驚くべきことです。
通訳養成を主とする英語スクールでしたので、学習方法は「英語の音声を聞きシャドーイングを行う」、「日本語訳を見てパッと英語にできるまで繰り返し音読する」など、現在の当塾で行われている指導の原型となったものでした。
「かかる時間の差はあれ、英検準1級合格はどんな生徒さんでも努力次第で到達可能である!」
通訳養成学校時代の経験は、現在の当塾の方針を決定づける出来事でした。
当塾では、上記考えのもと「やる気の差が英語力の差であるべきだ」と謳っています。
この指針は創立以来、HPから一度も消したことはありません。
引き続き、高校の偏差値不問!生徒さんのやる気!が入塾条件とさせていただきます。